「あれ、以前と違う?」 久しぶりに実家へ帰ったとき、そんな小さな違和感を抱くことはありませんか?
- 「料理の味が変わった気がする」
- 「いつも同じ服ばかり着ている」
- 「以前より少し怒りっぽくなった」
これらの変化は、単なる老化のせいだけではなく、親が出している「隠れたSOS」かもしれません。
認知症は早期に発見し、適切なケアを始めることで、進行を遅らせ、家族全員が穏やかな時間を守ることができます。逆に、サインを見過ごしてしまうと、知らないうちに症状が進んでしまい、対応が後手に回ってしまうことも少なくありません。
そこで今回は、実家に帰省した際に必ず確認したい「親の認知症兆候セルフチェックポイント」を、私の実体験を交えて分かりやすくまとめました。
この記事を読むと、以下のことがわかります。
★生活環境や行動の変化から、認知症の可能性を自分で確認する方法
★「もしかして?」と思った時、家族がまず取るべき最初の一歩
忙しい帰省の間でも大丈夫です。見るべきポイントさえ知っていれば、親の小さな異変にいち早く気づき、大切な日常を守ることができます。

早めに気づくことが、親御さんの安心した暮らしを守る第一歩になります。今のうちに知っておきたい知識を整理しておきましょう。
実家で確認!【行動・会話】コミュニケーションで気づくサイン

まずは、普段の会話や何気ない動作の中に隠れている兆候です。
記憶の連続性が途切れていないか
- 同じ話を何度も繰り返す(数分前のことも忘れる)
- 「今日、何日だっけ?」と何度も聞き直す。
会話の脈絡がスムーズか
- 話のつじつまが合わなくなったり、名前が出てこず「あれ、それ」が増える。
- 家族との会話で、同じ話を何度も繰り返したり、話の脈絡が掴みにくくなる。

夫と息子を間違えてお話になっていることがあります。
感情や判断力の変化
- 以前より怒りっぽくなった、または趣味に無関心になった。
- 買い物の際、必要のないものを大量に買ってしまう。
実家で確認!【生活習慣】日常生活の異変で見極めるポイント
日々の何気ない習慣には、言葉にできない親の『本音』や『心身の状態』が、正直に映し出されます。以下のポイントにも注目してみましょう。
身だしなみの変化
服装がだらしなくなったり、季節に合わない服装をしている。
- 夏に厚手のセーターを着ている、服に汚れが目立つ。
- 何日も同じ服を着続けていたり、服装に無頓着になっている。
何を着て出かけるべきか、など、日常の中での選択が苦手になることがあります。このような状況に陥ると、選択性の低下はもちろん、その選択をすること自体にストレスを感じるようになるかもしれません。

【実体験】 真夏にセーターを着ていたり、肌着をシャツの上から着ていたりと衣類の乱れが顕著になります。
食事の質の変化
食事の時間を忘れる、または簡単なもの(レトルト等)ばかりで済ませる。
- 食べ残しが増えたり、食事の時間を忘れてしまう。
- 以前はバランスの取れた食事を作っていたのに、最近は簡単なものばかりになった。
- 食事を抜いたり、1日に1食しか食べていないことがある。
健康管理の状況
薬の飲み忘れや、飲んだかどうかを忘れてしまう。
- 薬を飲み忘れている、または誤って何度も服用している。
- 定期健診や病院の予約を忘れる。
金銭管理の変化
同じものを何度も買ってしまう、支払いが滞るなど。
- 同じ種類の調味料が複数ある、請求書の支払いが遅れている。
- お財布の中が小銭ばかりになっている(支払いの計算が苦手になっている可能性)。

実体験では、財布の中身は小銭でいっぱいでした。これは、買い物の支払計算が難しくなり、小銭があってもお札で払うからです。
実家で確認!【住環境】実家の様子からわかるSOS
実家の生活環境にも、認知症の兆候が隠れていることがあります。実家を訪れた際には、以下の点にも目を配ってみましょう。
冷蔵庫の中身
賞味期限切れの食品や、使いかけで放置されているものがないか。極端に同じ食材ばかりが目立たないか。
- チェックポイント:冷蔵庫の中が整理整頓されておらず、把握しきれていない様子がある。

私が実際に、実家の冷蔵庫の山をどう整理し、親にどんな言葉をかけて解決したのかについては、こちらの記事で詳しくまとめています。
郵便物やゴミの状態
- 開封されていない郵便物や未払いの請求書が溜まっている。
- 明らかに以前より家の中が散らかっている、悪臭がする。
住環境の変化は、親御さんの心身の状態を映し出す鏡です。注意深く観察することが大切です。
物の置き忘れや紛失が増えていないか
- 以前はいつも決まった場所に置いていた鍵が見当たらなくなる。
- 財布や眼鏡、頻繁に使うものを探す回数が増えた。
違和感に気づいたら?家族が取るべき3つのステップ
「もしかして?」と思ったら、一人で抱え込まずに以下の順で動きましょう。
かかりつけ医に相談する
まずは医学的な診断を仰ぎ、必要なら専門外来(物忘れ外来など)を紹介してもらいます。必要に応じて、認知症専門の医療機関を紹介してもらい、CTやMRIなどの検査で脳の状態を確認することもあります。
地域包括支援センターを活用する
介護保険や福祉サービスの相談窓口です。
お住まいの地域の支援センターで、認知症に関する相談や情報提供、利用できる支援サービスについて教えてもらえます。ケアマネージャーを紹介してもらえる場合もあります。
家族で情報を共有する
親御さんが今後も安心して生活できるよう、必要なサポート体制について家族で話し合いましょう。遠方の家族とも現状を共有し、チームで支える体制を話し合います。

早期に対応することで、親御さんが安心して暮らせる環境を整えることができますよ!
まとめ:早期発見が家族の安心を支える
実家で感じる「あれ?」という違和感は、親御さんが発信している大切なサインかもしれません。今回のポイントを振り返ってみましょう。
- 会話や行動の変化に注目: 同じ話を繰り返したり、人物を間違えたりするのは、脳の混乱のサインです。
- 生活習慣の乱れをチェック: 身だしなみやお金の管理、食事の質の変化は、日常の維持が難しくなっている証拠です。
- 住環境は心身の鏡: 冷蔵庫のパンパンな中身や、溜まった郵便物は、見逃せないSOSのサインです。
- 一人で抱え込まない: 「もしかして」と思ったら、まずはかかりつけ医や地域包括支援センターへ相談しましょう。
認知症は、早く気づいて適切なサポートを始めることで、その後の家族の暮らしを大きく変えることができます。実家に帰った際は、親御さんの変化を優しく見守り、この記事のチェックポイントを役立ててください。
ご家族皆様が安心して過ごせる、これからの未来を応援しています。



コメント