【工事不要?】実家の外階段に手すりが欲しい!費用をガツンと抑える介護保険の活用術

介護
  • 「実家の玄関の外階段、段差があって高齢の親が転びそうでヒヤヒヤする……」
  • 「でも、コンクリートの壁に穴を開ける大がかりな工事は費用が高そうだし、すぐに用意できない……」

そんな風に悩んでいませんか?

実は、介護保険を活用すれば、「壁を傷つけない工事不要の手すり」を「月々たったの数百円」で設置できる画期的な仕組みがあるんです。

この記事では、実際に圧迫骨折をしてしまった80代の母親A子さんとその息子さんの実例を交えながら、玄関階段の手すり費用をガツンと抑える「レンタル」「住宅改修(工事)」の2つの方法をプロの視点から分かりやすく解説します!

工事不要で実家の外階段・玄関先に設置できる手すりの種類

「手すりを取り付ける=壁に穴を開けて工事する」と思っていませんか?

実は、介護保険の「福祉用具貸与(レンタル)」を使えば、工事を一切せずに、今日からでも設置できる手すりがあるんです。

外階段や玄関先で特によく使われるのが、以下の2つのタイプです👇

① 置き型(据え置き型)手すり

床や地面に「置くだけ」で使える手すりです。設置場所に固定せずに使えるため、床や壁を傷つけることなく使用できます。据え置き型は、ベースとなる板に手すりが付いていて、床に置いて使用します。歩き出しのサポートにもなり、転倒防止につながります。手すりは、片側だけのタイプ、両側についているタイプ、方向転換しやすいコの字型タイプなどがあります。手すり部分が伸縮するタイプを使えば、玄関先の段差などにも簡単に設置できます。

② 突っ張り型手すり

天井と床の間で突っ張って固定する、工事不要の手すりで、設置場所を自由に変更できるのがメリットです。

突っ張り型は、床と天井で突っ張って固定します。しっかりと固定するため、手すりの上の方をつかんで体を引っ張り上げるようにして立ち上がることができます。突っ張り型に横手すりを組み合わせ、H型にして使用すれば、立ち上がりだけでなく移動時の歩行をサポートすることもできます。横手すり以外にも、円形手すり、肘置き手すりなどのオプション品を組み合わせて使えば、さまざまな状況に適応させることができます。床と天井があれば設置できるため、部屋の真ん中など壁のない場所でも役立ちます。

📌 MIKIのワンポイントアドバイス

MIKI
MIKI

 屋内用よりも、雨風に耐えられる「屋外用(外階段用)」の手すりの方が、若干レンタル料金が高くなる傾向があります。とはいえ、介護保険を使えば数十円〜数百円の差ですので、まずは気軽に試せるレンタルがおすすめです。

費用を抑える「外階段の手すりレンタル」のメリット・デメリット

費用コストを最も抑えてスピード設置したいなら、レンタルサービスを活用するのがいちばんです。介護保険を利用した際のリアルな費用感と、メリット・デメリットを見ていきましょう。

介護保険でレンタル費用を大幅削減!

介護保険の「福祉用具貸与」を利用すれば、レンタル料金の1割〜3割の自己負担だけで手すりを借りることができます。

  • 例えば… レンタル費用が月1,000円の手すりの場合、あなたの実際の支払いは月々たったの100円〜300円(ワンコイン以下!)で済みます。

💡 レンタルのメリット

  • 初期費用がほとんどかからない:工事費がかからず、設置も業者がやってくれるため、すぐに使い始められます。
  • 介護保険適用で費用が安い:1割~3割負担で利用できるため、非常に経済的です。
  • 不要になれば返却できる:一時的なケガや、状態が回復したときには返却するだけでOK。処分に困りません。

⚠️ レンタルのデメリット

  • 長期使用の場合は割高になる可能性:長期間手すりが必要な場合、レンタル料金が積み重なり、購入や住宅改修よりも高額になる可能性があります。
  • 選択肢が限られている:レンタルできる手すりの種類やデザインに制限があり、自由な選択ができない場合があります。
  • 屋外の場合は劣化するおそれがある:玄関外に置く場合、雨風にさらされるため、定期的なメンテナンスや状態のチェックが必要です(レンタルなら破損時の交換対応もスムーズです)。

【実例】80代のA子さんの場合

圧迫骨折をしてしまった80代の母親A子さん。 骨折が軽度であり、お医者様からも「比較的短期間で回復が見込める」と言われていました。一時的に外階段の上り下りが難しくなっているだけだったため、初期費用を抑えていつでも返却できる「レンタル」を選択。 結果、無駄な出費を一切出すことなく、安全にリハビリ生活を送ることができました。

長期利用を見据えて外階段を工事する「住宅改修」のメリット・デメリット

もし、「これから先、ずっと手すりが必要になりそう」「実家全体をしっかりバリアフリー化したい」という場合は、介護保険の「住宅改修費支給制度」を使って、工事をしてしまうのが最適です。

住宅改修とは?

介護保険を利用して玄関や階段に手すりを設置する場合、住宅改修という制度を活用することができます。

住宅改修とは、介護が必要な高齢者が自宅で安全に過ごせるように、家の中を改造するための補助を受けることができる制度です。

具体的には、介護認定を受けた本人の自宅に限られ、玄関や階段、浴室、トイレなどの場所に手すりを設置したり、段差を解消する工事を行う際に、介護保険から補助を受けることが可能です。

介護認定を受けた本人が住む自宅に、手すりの設置や段差解消の工事を行う際、役所から補助金が出る制度です。

工事費用を最大20万円まで補助!

この制度を使うと、最大20万円までの工事費用に対して、9割〜7割が介護保険から支給されます。

  • 例えば… 玄関階段にがっちり手すりをつける工事に20万円かかったとしても、自己負担が1割の方(A子さんの場合)なら、実際の支払いはわずか2万円で済みます。

💡 住宅改修のメリット

  • 長期利用に最適: 一度設置すれば、ずっと安心して使い続けられます。

  • 自由度が高い: 実家の壁の形や階段の長さに合わせて、1ミリ単位で最適なデザインの手すりをオーダーメイドで設置できます。

⚠️ 住宅改修のデメリット

  • 初期費用がかかる: レンタルと比べると、最初に数万円のまとまった自己負担が発生します。

  • 取り外しが難しい: 万が一、将来不要になった場合、取り外すのに追加の撤去費用がかかったり、壁に穴の跡が残ったりします。

まとめ:外階段の手すりは「レンタル」と「住宅改修(工事)」のどっちを選ぶ?

実家の外階段に手すりをつけるなら、「いつまで使うか」を基準に選ぶのが失敗しないコツです。

  • 【レンタルが向いている人】 一時的なケガ(圧迫骨折など)で、回復したら外す予定の人。まずは初期費用を抑えて今すぐ対策したい人。

  • 【住宅改修(工事)が向いている人】 長期的に手すりを使うことが確実な人。実家の構造に完璧に合わせた手すりを作りたい人。

実例でご紹介した80代のA子さんは、「また元のようにお一人で歩きたい!」という強い目標があったため、ケアマネジャーさんや息子さんと相談し、まずは柔軟に対応できるレンタルを選びました。自立した生活を目指すための、前向きな選択です。

実家の親御さんの安全を守るために、まずは担当のケアマネジャーさんや、地域の包括支援センターに「外階段に工事不要で置ける手すりを試してみたいのですが」と気軽に相談してみてくださいね。

これからも、ご家族みんなが安心・安全に暮らせる毎日を応援しています!

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