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 高齢者が猫を飼えなくなったらどうする?安心して猫との生活を楽しむためのポイントを解説

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高齢者にとって猫との生活は大きな喜びと癒しをもたらします。猫の柔らかな毛並み、静かなゴロゴロという音は、心を落ち着け、孤独感を軽減します。しかし、年齢とともに健康状態や生活環境が変わり、猫を飼うのが難しくなることもあります。

高齢者の方が、「猫は確かに可愛いし癒やしになってくれるけど、自分も年老いてゆくし、この子(猫)の面倒見きれなくなったらどうしよう〜」と不安に思うことありますよね?

この記事を読むと、

  • 猫を飼えなくなった場合の対策がわかる
  • 猫を飼う際の安心・安全で快適な環境づくりがわかる
  • 高齢者が猫との生活のメリットがわかる

高齢者が猫を飼えなくなった場合の対策と、安心して猫との生活を楽しむための具体的なポイントを詳しく解説します。

私の体験も含め、詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

 高齢者が猫を飼えなくなった場合の対策とは?

高齢者が病気で飼えなくなったら?

高齢者が病気になったり、一時的に猫の世話ができなくなった場合に備えて、あらかじめ対応策を考えておくことが重要です。例えば、以下のような準備をしておくと安心です。

信頼できる家族や友人に頼む

 まず、家族や友人と猫の世話について事前に話し合い、緊急時に誰が猫の世話を引き受けるかを決めておきましょう。例えば、以下のような合意をしておくと安心です。

息子や娘に依頼する: 「もし私が入院することになったら、息子の家で猫を預かってもらう」

近隣の友人に依頼する: 「近所の友人に、短期間の世話をお願いする」猫好きな友人がいらっしゃるといいですよね。

サポートネットワークの構築

家族だけでなく、友人や近隣の信頼できる人たちにも協力をお願いしておきましょう。例えば、定期的に訪れてくれる友人に猫の健康状態をチェックしてもらうなど、サポートの輪を広げることが重要です。

地域のサポートグループに参加: ペットを飼っている高齢者向けのサポートグループに参加し、情報交換や助け合いのネットワークを築く。

 ペットシッターやペットホテルの利用

ペットシッターの利用:地域のペットシッターサービスを調べておき、緊急時に頼めるように連絡先を準備しておく。本格的に依頼する前に、短期間のお試し依頼をしてシッターのサービスや猫との相性を確認するのも良いですね。

ペットホテルの利用:近くのペットホテルや一時預かり施設をリサーチし、旅行や長期入院が必要な場合や緊急時に預けられるように、清潔で信頼できる施設を事前に調べておくと良いでしょう。

私の場合は、旅行や入院時行きつけの動物病院に一時預かりができたので頼みました。ずっと室内飼い猫でしたので、外の環境に慣れなくてずっと泣き続けていたようです。やはり、環境の変化には敏感でストレスを与えますので、できれば自宅で世話をしてくれる方が自分にとっても安心ですね。普段からその状況を踏まえて準備したいと思います。

高齢者が万が一自分で猫を飼えなくなったら?

高齢者が万が一自分で猫を飼えなくなった場合に備えておきましょう。必要なときに猫を引き取ってもらう手配をしておくと安心です。

ごえみん
ごえみん

以下のような措置を検討しておいてくださいね。

自治体に相談

最寄りの市区役所(主に生活課)に相談してみてください。適宜に案内してくださいます。

動物病院や動物保護団体と連携

かかりつけの動物病院や地域の動物保護団体と連携し、猫を一時的に預かってもらうか、新しい飼い主を探してもらう手配をしておきましょう。今では、保護団体によって「永年預かり制度」というものがあり、いざというときのために登録しておくのも良いかもしれません。

また、猫の里親探しを依頼し、安心して任せられ、新しい飼い主に求める条件や猫の特性を詳しく伝え、適切なマッチングを図るというものもおすすめです。

遺言書の作成

自分に何かあった場合に備え、遺言書に猫の世話についての指示を明記しておきましょう。これにより、猫が適切なケアを受け続けることができます。

具体的な指示を記載: 「私の死後、猫の○○は娘の○○に引き取ってもらう」と具体的な指示を明記。

※今では、「エンディングノート」にペットの項目がありますので活用することをおすすめします。

後見人の指定: 猫の後見人を指定し、その人物に猫の世話を任せる旨を明記する。

法的な手続きを確認する

遺言書の内容が法的に有効であることを確認するため、弁護士に相談することをお勧めします。ペットの遺言に詳しい弁護士に相談することで、確実な対策を講じることができます。

弁護士に相談: 「○○法律事務所」でペットの遺言に詳しい弁護士に相談し、遺言書の内容を確認する。

定期的な見直し: 自身の状況や猫の健康状態の変化に応じて、遺言書を定期的に見直す。

ペット保険に加入する

万が一の医療費や、緊急時の預かり費用をカバーするために、ペット保険に加入することを検討しましょう。これにより、予期せぬ出費に備えることができます。

保険内容の確認保険の内容をよく確認し、緊急時のサポートが含まれているか確認しましょう。特に、ペットシッターの費用がカバーされるかどうかなど、詳細を確認することが重要です。保険内容を定期的に見直し、必要に応じてプランを変更するなんてこともお忘れなく!

ごえみん
ごえみん

猫も家族の一員です。最後まで責任を持つことが大事ですよね。

高齢者が猫を飼う際の注意点

高齢者が猫を飼うというリスクも考え、自分の万が一のときも準備し安心して上で、これからの猫との生活を楽しむために、いくつか注意点もあります。猫も生きてますので、様々なことが起こり得ますので以下にまとめてみました。

 健康管理

まずは、高齢者自身の健康状態を考慮することが重要です。例えば、腰や膝に痛みがある場合は、猫のトイレ掃除が負担になることがあります。自分の体調に合わせたケアが必要です。また、猫の健康管理も重要です。定期的に獣医の診察を受けるようにしましょう。例えば、年に一度の健康診断や予防接種は欠かさず行う必要があります。猫も年々寿命が伸びて、15歳〜20歳くらいまで生きると言われています。猫も、高齢になると介護が必要になることがあるので注意しましょう。

 

私も膝を痛めてからは、猫のトイレ掃除が億劫になりました。猫砂は頻繁には替えなくてよいのですが、ウンチ処理は毎日なので結構大変です。私の猫さんは、もう11歳になるので健康面も気にしています。この間、尿臭や便臭に異常を感じ食欲も低下していたので、動物病院を受診し抗生剤の薬を処方してもらいました。その後、尿臭もなく元の元気を取り戻したので、ホッとしています。

 

経済的な負担

猫を飼うには費用がかかります。例えば、毎月の餌代やトイレ用品、定期的な健康診断や病気の際の医療費など、必要な費用を事前に計算しておくことが大切です。急な出費に備えて、ペット用の預貯金を始めるのも良いでしょう。結構な経済的負担が伴うこともあるので、準備が必要ですね。

先程の私の猫の例でいうと、ワクチン接種(5種)と治療代で1万円越しました。今はペット保険というのがあり、いざというときは役に立つと思います。ちなみにペット保険も7歳くらいまでしか入れないという制限もあるので、早めのほうが良いでしょう。私もギリギリで入りましたが、今のところ大病はしていないので、請求はしていません。

 アレルギー対策

猫アレルギーがある場合は注意が必要です。事前にアレルギー検査を受けることをお勧めします。例えば、友人や家族が飼っている猫と一定期間過ごしてみて、アレルギー症状が出ないか確認することも一つの方法です。猫アレルギーを持っている場合、症状が悪化する可能性があります。

私の友達に猫アレルギーの猫好きさんがいますが、長く猫と付き合って克服して飼っている人もいます。しかし、年齢を重ねていくと悪化する場合もありますので、医師に相談してみてくださいね。

高齢者が猫を飼う際の安全で快適な環境づくり

高齢者が猫と快適に過ごすには、安心で安全な環境整備が必要になります。そこで、猫の特性を理解して過ごすことが大事です。

 安全な住環境の確保

猫が安全に過ごせるよう、家の中の危険な場所をチェックし、対策を講じましょう。

危険なもの

観葉植物観葉植物の中には猫に有害なものがあります。観葉植物を置く際には、猫にとって安全な種類を選ぶか、猫が届かない場所に配置することが重要です。

私の猫さんは、部屋に花を飾ると臭ってきて食べたりします。特にカスミソウが好きです。なので、うかつに花は飾れません。冠婚葬祭で花をもらってきても一応持って帰りますが、花瓶に飾るのは自分が目の届く範囲のみです。せいぜい1日のみになってしまいます。

電気コードやアクセサリーなどの小物電気コードで遊んで絡まったり、キラキラしたものや化粧品の小物などは猫が誤飲しないように整理整頓しましょう。

私の猫さんの場合、遊び道具で綿棒やツイストタイ(お菓子を包む色付きの針金)などで遊んだりしますので、飽きるとそのまま放置したことがあり、誤飲する可能性があるので片付けていました。(だいたい、冷蔵庫の下やベッドの隙間に入ったままになっていることが多いですが・・・)

机やテーブルの上に小物があると何でも落とす性質があります。なので、整理整頓は当たり前なのです。

猫と住むためには整理整頓が必要。→部屋は片付き、シンプルな生活が維持できて、飼い主と同時に転倒リスクに備えられる。猫を飼うと、部屋がキレイに片付くという利点はあります。

危険な場所

洗濯機洗濯機の中は、特に夏場は冷たくて気持ちが良いので猫にとっては居心地が良い空間です。フタを開けたままにしておくと入っていたりするので注意しましょう。洗濯するときは確認必要です。私の場合も、ひょっこり入っていてびっくりしたことがあります。洗濯機のフタを閉めたままだと、カビが生えやすいので悩みどころですが、猫の安全重視ですね。

浴槽ここも、防災の観点から自然災害や停電に備えて、浴槽に水を貯めて置くことが大事ですが、猫が誤って溺れる可能性があるので注意が必要です。貯めるのであればフタが必要です。

私の猫は、運動不足解消からか浴槽で暴れることがあるんですね。なので、浴槽に水を張れません。フタもないし、いざというときはペットボトルで対応しています。

 トイレの設置場所

猫のトイレは清潔で使いやすい場所に設置しましょう。例えば、トイレを掃除しやすい高さに設置し、高齢者が楽に掃除できるよう工夫することが大切です。砂の種類も猫に合ったものを選び、清潔に保つことを心掛けましょう。

私は、システムトイレで、消臭タイプの猫砂とペットシートを替えるタイプを使用しています。猫はキレイ好きなので、トイレには気を遣います。安心してストレスなく猫さんに使ってもらうように、設置場所にもこだわっています。誰も来ない静かな場所が良いでしょう。私の場合、自分の部屋のクローゼット付近に置いています。

ちなみに、猫は嗅覚も優れていますので、芳香剤も使えませんアロマや香水もNGです。しかし、それによって私も臭いに敏感になり、猫さんの体調に異常なときは臭いでわかるようになりました。

 キャットタワーや遊び場の設置

猫が運動不足にならないよう、キャットタワーや遊び場を設置することをお勧めします。例えば、窓際にキャットタワーを置くことで、猫が外を眺めながら遊べるスペースを提供できます。これにより、猫がストレスを感じずに楽しく過ごすことができます。

キャットタワーもいろんなタイプがあるので、猫の種類や年齢もあるかと思いますので、猫さんに合わせてくださいね。

私の猫さんも、天井まである突っ張り式キャットタワーを設置しています。やはり、猫は高いところが好きですので、登って気分転換しているようです。老猫になると、それがリスクになる場合もあるので注意が必要ですね。

 高齢者が猫との生活のメリットとは?

これまで、高齢者が猫を飼うことに迷いや心配ごとが多かったと思いますが、逆にメリットがあることもお伝えしますね。

  孤独感の軽減

まず、高齢者が猫を飼うのは大きなメリットがあります。年齢を重ねていくと、高齢者にとっての孤独感は、半端ない大きな問題でしょう。高齢者が猫を飼う理由として、3割以上が「生活に癒やし・安らぎが欲しかったから」というものがあります。猫の柔らかな毛に触れたり、静かなゴロゴロという音を聞いたりするだけで、心が落ち着くでしょう。猫との触れ合いは、アニマルセラピーとしての効果も期待できるんですね。

私も、毎日帰宅してドアを開けると、ミャア~「おかえりなさい!」と声を出して玄関まで出迎えてくれる姿のその愛らしさに自然と笑顔がこぼれます。思わず「ただいま〜」と言って抱き上げてスキンシップをするんですね。高齢者の方もきっと、孤独感が軽減され、精神的な安定が得られるのがわかると思います。

 健康促進

猫と一緒に過ごすことでストレスが軽減されることは多くの研究で明らかにされています。例えば、猫を撫でることでオキシトシンというホルモンが分泌され、心拍数や血圧が安定します。また、猫の世話をすることが軽い運動となり、体力維持にも役立ちます。生活にも張り合いがあり、健康面で大きなメリットがあります。例えば、毎日の餌やりやトイレ掃除は、日常的な運動となり、健康維持に繋がります。

猫に語りかける。→言葉は返ってこないが、聞いてくれることにより安心感があり、孤独感やストレスを軽減してくれる。

私も朝猫から起こされるのは、決まって「ごはん」か「トイレの掃除要求」のためなんですね。「おはよう」の声かけに必ず答えてくれます。夜遅く寝たとしてもお構いなしです。必ず決まった時間に起こしに来ます。朝日を浴びて健康的に起きて、午後に眠たければ仮眠を取れば良いのですから。

 生活リズムの安定

猫との共同生活を楽しむため、生活のリズムを整える。→毎日のルーティンに合わせ、規則正しい生活によって、健康維持につながります。

猫の世話は、日々の生活に規則正しいリズムをもたらします。朝晩の餌やりやトイレ掃除、遊び時間などが定期的に発生するため、自然と規則正しい生活が送れます。例えば、朝早く起きて猫に餌をあげることで、一日のスタートが健康的なリズムで始まります。

私も経験上、気づいたことがあります。猫はルーティンが大事なんです。規則正しい生活になること請け合いです。基本、夜行性なので薄暮から活発になりますが、飼い主の生活リズムに合わせてくれる場合もあります。猫も飼い主の性質や生活パターンを学習しますので、寄り添ってくれます。頼りになりますね~^^

 まとめ:高齢者が猫を飼えなくなった場合の対策は?

高齢者が猫を飼えなくなった場合に備えるためには、

  • 家族や友人のサポート
  • ペットシッターやペットホテルの利用
  • 自治体・動物保護団体との連携、遺言書の作成やペット保険の加入
  • 日常の健康管理と予防対策、安全で快適な環境づくり

などの様々な対策を講じておくことが重要です。これらの準備をしておくことで、安心して猫との生活を楽しむことができます。猫との生活が高齢者の生活に豊かさと喜びをもたらすことは間違いありません。

猫さんとの生活を楽しむためには、適切な環境整備とケアが不可欠です。この記事で紹介したポイントを参考に、安全で快適な猫さんとの生活をこれからも楽しんでくださいね!私も、「猫さんより先には逝けない!」という決意で、健康第一でより豊かな人生を謳歌したいと思います。

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